前回の記事 「意欲的でなかったり、反抗的になっていたり…」の つづきです。
~ 「こどもが練習しない…ε-(´・д`・)」 と、お悩みの保護者の方へ ~
「音楽好きに育って欲しい」
「楽譜が読めるようになってほしい」
さらには、「自分の好きな曲を楽しんで弾けるようになって欲しい」etc.
子どもを思うからこその願い…
けれども、これが少し違ってしまうと、
親は子どもに対してつい自分のニーズを押し付けて意のままに動かそうとしたり、
強い立場からものを言ったり… という行動をとってしまいがちです。
でも、子どもだけでなく大人だって、強制されて意欲が沸くことはまずありません。
「わたしはどうしてピアノを習っているの?」
「どうしてピアノが弾けるようにならなきゃいけないの?」
「練習を頑張らなきゃいけないのはどうして??」
子どもからのこのように聞かれたとき、どう答えますか??
強い口調で?面倒な顔をして?
「あなたがやりたいって言い出したんでしょう?」
「高いピアノ買ってあげたんだから!」
「つべこべ言わずに練習しなさい!!!」
…なんて、言わないでくださいね、
もし、明確な答えが示せないまま、
ただ「子どもにピアノが弾けるようになってほしい」と思っているのであれば、
ピアノ教室をどうするか、レッスンを続けるのか辞めるのか、 物で釣ってみたり、ちょっと脅かしてみたりする前に、 まずは原点に戻ってみましょう。
そもそも、なぜ、お子さんをピアノレッスンへ通わせることにしたのでしたっけ?
「こどもがやりたい!って言ったから…」というのもあると思うのですが、数あるお稽古事のひとつとしてピアノを選んだのには少なからず理由があるはずです。
「どうすれば子どもが進んで練習するようになるのか?」
「なぜこの子は練習嫌いなのか?」
「なんとか続けていってほしい…」
本気で考えていらっしゃるのなら、「ピアノを習う目的」「練習する目的」について、お父さん、お母さんなりの答えを示してあげるようにしてみてください。
私自身は、幼少時代からの経験、体験から、
ピアノの楽しさ、続ける価値、メリットをよく知っています。
ですので、今でもこうやってピアノに関わった生活をしています。
日々の練習、上達していくことの楽しみや喜び、
メリットなどを色々な角度から知っていると、
「 いいこと ☆ 」 → 「 やろう!! (*゚v゚*)♪ 」 という流れになります。
ですから私は、レッスンの中でも生徒にはピアノを習うメリットがよくわかるように繰り返し伝えるようにしています。
学習する本人の 心の状態は、学ぶ環境と同じくらい、とても大きく影響します。
なにかを学ぶときには、それに対する知識やテクニック以外にも、まず、
やる気や楽しみを生み出す心のあり方、考え方を伝えていくことが重要です。
でもこれって、先生が伝えているだけではダメなんです。
子どもにとって一番大きな影響力を持っているのは、お父さん、お母さんです。
子どもは、親の言葉ひとつ、行動ひとつで、上々機嫌!天にも昇るうれしい気持ちにもなれば、深く傷つき、立ち直れなくなってしまうこともあるほどです。
お父さん、お母さんからのサポートこそが必要不可欠なのです。
ピアノを習うことで得られるメリットや価値、将来的な可能性の広がりを
できるだけ具体的に・・・ 伝えていますか??