4月になりましたね
先週末には体調を崩し、生徒さんには迷惑をかけてしまいました。ごめんなさい
4でも、レッスンをお休みさせていただき寝込んでいるあいだに、色んなことを考えることができました。(お薬を飲んでラクになっている時ですよ)
そのなかの一つが、生徒さんの自宅での練習楽器についてです。
本来ピアノを習うというのは、
「ピアノという楽器の奏法を学ぶこと」であり、
「ピアノという楽器や曲を通して音楽を広く知っていくこと」
けれども、本物のピアノが置けないからといって
(*゚v゚*)♪「ピアノを弾いてみたい・・・」 と純粋に願う、
子どもたちの気持ちの芽を摘んでしまうようなことはしたくないのです。
ピアノに触れる機会をまったく奪ってしまうよりは、電子ピアノであっても鍵盤に触ったり音を感じることができた方が、ずっとプラスになるのかな・・・ と。
これまで当教室では、子どもの生徒さんに関しては、お家での練習はアコースティックピアノで…とお願いしていました。
理由はたくさんあるので全部あげたらきりがないのですが、
わかりやすく一言で言ってしまうと、
電子ピアノでは“ピアノの弾き方”が学べないからです。
昨日さわりの部分を書いたばかりなのですが、(タッチが違うって、どういうこと?①)
やっぱり、タッチのこと・・・ ①の意味でも②の意味でも
そして、それによるデメリットが非常に大きいこと。
ピアノという楽器を学ぶ上で大半を占める重要な分野の学習ができないこと。
私自身ピアノを教えていくにあたって、
生徒さんがどこかの段階で行き詰まり・限界のある指導は行いたくないとの考えがあること。
上記のことから、レッスンのときにはアコースティックのピアノを使って教えていたとしても、自宅での練習が電子ピアノでは、ピアノという楽器の上達に責任が持てないと感じていたこと。
でも、少し頭が固くなりすぎてしまっていたかな?
ピアノが弾きたいと思うこと
音楽を楽しむこと
音楽の知識を広げていくこと
だれにだって、ピアノや音楽に触れる権利はあるはず!!
もちろん家ではなにもしないでただレッスンに来るだけなんていうのはダメだけれど、
もう少し考え方を柔軟にしていく必要があるのかもしれない…
これからの私の教室でのレッスンのあり方を考えるきっかけになりました。
将来的に、生徒たちが自分自身で楽しみを得られるためのレッスンという意味では、
“ ピアノレッスンと電子ピアノをどのような形で結びつけるか・・・ ”
ピアノ指導者にとっては難しい問題ですが、これからはできる限りの対策を立てながら、電子ピアノの生徒さんであっても良い方向に導けるように取り組んでいきたいと思います。